2002年11月30日更新
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一例ですが、初級者の方は、囲碁の終わり方に納得するのに他のゲームと違ってちょっと時間が掛かるかもしれません。
囲碁の場合、抽象的で分かりにくいですよね?気にする必要ないです。納得するまで打って、もう打っても打った石は取られちゃうなと思ったら、それがゲームの終わりです。
「自分が『負けた。この後どう頑張っても勝てそうにない』と思った時か、
自分と相手が『うん、終わった。よく打った。』と思った時がゲームの終わり」
なのです。
例えば、囲碁ではあっちこっちに広い陣地ができることがあります。なぜあの広いところに相手は打っていかないのか?打っても取られると思っているからです。打って自分の地を稼いだり、相手の地を減らしたりできると思った時にはもちろん打ちます。
自分の気持ちが一番大切。
ルールを気にせず、石を取った時の喜び、取られた時の悲しさ、取るか取られるかのドキドキ感や取らせて広く囲った時の達成感など、色んな気持ちをいっぱい味わいましょう。
「囲碁は相手の石を取ったり、自分の石で陣地を作るゲーム」ということがわかった人に、取れない石の形をご紹介します。
上の図には、白が取ることができない黒石の形を3つ挙げています。
囲碁の基本ルールは、
です。左上隅の黒を取ろうとすると、白はAとB、2箇所打つ必要がありますが、A、Bそれぞれに置いた形が取られる形なので白はAにもBにも置くことができません。このように、囲んでいる空点(囲碁用語で「眼」と言います。)が2ヶ所以上あると、取られない石になることがわかります。
先程の図から、黒石を1つずつだけ白石に変えてみました。どれも眼が2つありそうですが、白はA,B,Cへ打つと黒石の1部を取ることができます。取った結果、黒は眼が2つない形になるので全部取られています。A,B,Cのような形を囲碁用語で「欠け眼」と言います。最初の図は、それぞれ2目ずつの黒の陣地(囲碁用語で「黒地」といいます)。上の図は、黒石がすべて取られていて、それぞれ12目の白の陣地(白地)です。
実戦ではまずできない形ですが、欠け眼しかなくても取られない形もあります。下の黒は欠け眼しかありませんが、白は黒を取ることができません。
面白いでしょ?
普通にゲームを楽しむ分には囲碁のルールは比較的簡単ですが、正確を期そうとすると実は簡単には表現できないものがあります。例えば、九路盤で、下の図の局面。黒石は死に石です。さて白何目勝ち?
普通のルールなら、全部白地で、白盤面81+80=161目勝ちです。
でも、実際には白が星に打って黒石を全部上げた後、全部白地と主張することはできません。双方いい勝負をして、最初のアゲハマを除いて、白6目勝ち程度が予想されます。するとアゲハマ+6目=86目勝ち程度が見込まれます。161目勝ちからずいぶん減りました。
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